リオのカーニバル ツアー2012

続・出たぞ! リオのカーニバル

続・出たぞ! リオのカーニバル

-この興奮をあなたに-

   ゲゲゲ(の女房なんてしゃれている場合じゃないのです。) Nikkei新聞をみて僕は「ゲゲげのゲ、な、なんだこれは。」と思わず声を出さずにはいられませんでした。

   天下の公器であるべき新聞に『最年長のIさん(78歳)、意気揚々と最後までパレード……』と僕の実名が書かれているのです。

   後期高齢者の1人がリオのカーニバルに出たくらいで新聞が取り上げる問題じゃないでしょう! PMDB党首Michel Temer氏は、72歳で、28歳の、それもトビきり美女と結婚し、子供まで産んでいるのです。これは確かにニュース価値あり。しかしですよ。そこらの後期高齢のオッサンが1人カーニバルのパレードに出たからと云って、ニュース価値など『あるはずがない』でしょう? その上、僕は未だ77才なのに、78才と書いてある。実にけしからん話です、記事に憤慨している僕を見て、もし女房が生きていたら、「ハハハハ、だから(カーニバルなんかに)出るのやめときなさいって云ったでしょう」と一笑に付されたに違いありません。

   この世の中、くよくよしていては幸せな人生をまっとうすることなんか出来ません。僕はたっぷりとカーニバルを楽しんで来たのですから、詰まらないことで、くよくよするのは止めときましょう。

   Bumbaの多美子編集長に誘われて、リオのマンゲイラチームに初めて参加させてもらってから、はや、今年で3回目。僕のカーニバル行きは自分の中で、すっかり定着いたしました。

   さて、今年のハイライトは、と云っても、自分の中だけの小世界での話ですが、何と言っても、M嬢の再来ですね。初めてパレードに出た時に一緒に参加してくれた、僕の大好きなM嬢が再びブラジルに来て、一緒に参加してくれたのです。ご記憶の方もいらっしゃるかも知れませんが、僕の初参加は、やはりこのBumba誌のネット版に『でたぞ! リオのカーニバル!(http://www.bumba.com.br/index.php?page=outros&item=471)』の見出しで掲載されました。その時に、チラリとご紹介いたしました老人介護専門家です。僕がサンボドロモで、不名誉の腰痛で動けなくなったら、背負ってでも介抱してくれると約束をしてくれました。その時も、そして又、今年も、僕は元気一杯でサンボドロモの行進を終えましたので、彼女のお世話になることが出来ませんでした。『残念至極!』。しかし、です。彼女と手に手をとってサンボドロモに突入出来たことはこの上ない幸せなことでした。

   僕のパレード参加には皆さんが、高齢を心配してくれますが、それは無用の心配なのです。 心配してくれるのは彼女1人で十分……。これは少々云い過ぎかな? 
まっ、、、これは年寄りの独り言。大目に見て下さい。

   さて、今年はパレード待機場が変って、ギュウギュウ満員電車状態は解消され、待機中、のんびり周囲をブラブラ出来ました。これはありがたい。台車によじ登るMusa(サンバの踊り子)を眺めたり、小さな内輪もめも目の当たりにすることが出来ました。今年はマンゲイラのパレードは第一夜の最後の組にプログラムされていました。しかも、マンゲイラ隊5000人の中で、僕らはドン尻での出場です。パレード開始を告げる猛烈な花火も遥か前方に聞こえ、前回、前前回のような、ドドドーンと空気の振動が体の中まで響き渡る超迫力はありませんでしたが、行進開始の花火の合図は、いよいよ僕らの番だと云う緊張感を十分に伝えてくれるものでした。これぞ、パレード参加の醍醐味、僕はこの瞬間が大好きです。

   僕らがサンボドロモに突入する頃には、空が白々となり、周囲がはっきり見えて来ました。こんな夜明けまで観客が残っていてくれるのかなあと少々心配していましたが、これは意外! 客席アルキバンカーダはほぼ満席です。さすがにスズナリ状態ではありませんでしたが、客席はほぼ埋まっていて、僕らを熱心に応援してくれています。高い入場料を払ったからかも知れないけれど、そこにはマンゲイラ応援の熱意が感じられ、僕らも大いに励まされ、Mangueira é a nação, é comunidade!! の歌声も一層に高揚いたします。観覧席との一体感をリズムに酔いつつ十分に感じることが出来ました。『喧騒の中の一瞬の静寂』(バッテリアも歌声も一瞬に数秒間止める静寂)も感動的に決まり、これぞリオのカーニバルのエキサイト。日々のチマチマしたことは全て、老いも若きも、男も女も、汗とリズムと躍動の中で流されます。理屈なしで衝動の世界に没頭するのです。隣のM嬢の存在すら忘れて、パレードを興奮の中に終えたのでした。

Mangueira é nação  É comunidade!
“Minha Festa”, teu samba ninguém vai calar!
Sou teu filho fiel! Estação Primeira,
Por tua bandeira vou sempre lutar!

マンゲイラは(僕らの)国、、、コミューニティーだ。
僕のフェスタ、君のサンバに誰もが歌わずにはいられない
僕はあなたの忠実な息子、エスタソン プリメイラ
その旗のもと、いつでも闘うのだ!

   では、写真で、皆さまに僕の体験のほんの僅かですが、一部をお分けいたします。

写真1)Carro alegórico (台車)によじ登るMusa(ミューズ)。カーニバルの花Musaも台車の登る時は一苦労です。

写真1)

   僕の耳情報、「2時間前に来るようにって、あれだけ云っただろう。今頃来ても、お前は載せないぞ!」とのチーフに、遅刻娘はブラジル人の得意とする言い訳をならべていましが、チーフは聴き入れません。そのうちチーフが居なくなった瞬間に、別のオッサンが「早く乗れ!」と急かしてMusaを台車に載せました。

写真2)~3)「私が主役よ!」

写真2)

写真3)

写真4)これはこれは、純金より価値がありそう……。

写真4)

写真5)Musaのサービスに思わず頬が緩む僕。

写真5)

写真6)我がBumba隊の美女に囲まれ幸せ一杯の自分。

写真6)

写真7)楽しいのはサンバの行進だけではありません。美女に囲まれての冷たいビールも格別です。夜の銀座なら、小川さん(僕らの団長)と折半して、最低5万円ずつの出費だろう、なんて、ビジネスマンはすぐにお金の計算する。だめですね~(一つ開いている席が僕の席です)。

写真7)

写真8)と9)皆さん、ご苦労さまでした。又、来年も一緒にカーニバルを楽しみましょう。

写真8)

写真9)

【蛇 足】
Bumba編集長「M嬢の写真がありませんよ!」
僕の返事「M嬢は僕の心の中で~す」

2011年 5月 18日 (Bumba)
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